ひょうごの山を歩くーNo.27

山行レポート

千町ヶ峰登山口

千町ヶ峰頂上

実施日	２０１４年１１月１日（土）　晴・曇・小雨　ランク：A
参加者	３９名（男１８/女２１）
ＣＬ/ＳＬ	No.2072T.S / 1256T.M ,1784H.T 1881T.H
写真/編集	No.1718T.M 1551Y.K /No.1718T.M

　今回の「兵庫の山を歩く　Ｎｏ．２７」は、森林基幹道千町・段が峰線を利用して、宍粟市一宮町と神崎郡神河町との境にある「千町ｹ峰」の登山と神河町北部にある砥峰高原の散策を楽しんだ。
　兵庫県治山林道協会発行の森林ツーリズムガイドブックに、すぐそこ登山と銘打って四つの登山コースが紹介されている。その一つが標高１１４１．３㍍の千町ｹ峰。基幹林道の直ぐ脇に登山口があり、片道約４０分で山頂に立てるファミリー向けのコース。いつ雨が降ってもおかしくない一日であったが、不思議なことにバスを降りる毎に雨が止み霧が晴れるといった具合であった。天候が良ければ３６０度の大パノラマが楽しめるところであったが、生憎の曇り空で残念だが眺望は望むべくもなかった。

　砥峰高原はこの「兵庫の山を歩く　シリーズNo.１４」で２０１３年７月14日に一度訪れている。その時は、暁晴山を経て峰山高原を抜け、砥峰高原の手前で雷雨に遭い途中で山行を断念しバスでとのみね自然交流館に立ち寄って休憩と眺望のみ楽しんだ。今回はそのリベンジ。折角ならベストシーズンに訪れたいと思い、全国でも有数のススキの大草原が銀色に染まる晩秋に時期をあわせた。バスが砥峰高原に近づくと、ここでも不思議と雨が止み霧が晴れ、１０月２６日のススキ祭りより１週間の遅れであったが、大草原の散策を１時間たっぷりと楽しむことができた。高原全体の景色は堪能できたが、惜しむらくは、少しでも陽光が現れ、ススキが銀色に輝く風景を見たかった。

◇参加者３９名が中型バス２台に分乗。７時３０分に阪神西宮を出発、阪急西宮北口・阪急宝塚を経由して中国道を西へ。山崎ＩＣを降り国道２９号線沿いの道の駅播磨いちのみやで買物とトイレ休憩。安積橋から県道６号養父宍粟線と国道４２９号線を北進。一宮町百千家満から林道千町線を経由して森林基幹道の千町峠を目ざした。ここでハプニングが発生。宍粟市観光協会のアドバイスは、台風による土砂崩のためバスで行くなら途中から林道大河内線を利用するようにということであった。だが、現場に着いてみると中型バスの進入が困難と分かり、一宮町百千家満へ戻り、国道４２９号線を北上、一宮町奥原から森林基幹道に入り、千町峠から千町ｹ峰登山口へ向った。

◇千町ｹ峰登山口でミーティングと準備体操済ませ、３班編成で予定より約１時間遅れて出発。山頂には１３時に到着、昼食。降雨もなく順調に登山道をピストン、１３時３０分に林道脇に待機するバスに乗車。予定では帰路、森林基幹道沿いの氷河期の遺産・千町岩塊流を見学する積りであったが時間が押しているので割愛し、砥峰高原へ向う。千町岩塊流は兵庫１００山の一つ・笠杉山△１０３２．１㍍へ来る時に再び訪れることが出来るであろう。

◇事前に光都の道路管理課から聞いていた通り、森林基幹道は落石もなく整備されていて、バスは順調に快走。一宮町黒原から播但自動車道の朝来ＩＣを経由して神崎南ランプから一般道へ。県道４０４号長谷市川線と県道３９一宮生野線でとのみね自然交流館に１６時に到着。早速、時間を惜しんで三三五五に高原を散策。---最下段に前回と今回の砥峰高原を掲載
◇帰路、グリーンエコー笠形で入浴、夕食を済ませて、西宮に２１時前に帰着。

＜次回＃２８は、１月１７日（土）　播磨：感状山城跡と三濃山△508.6㍍を予定。＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　